北海道は広い。いや、広すぎる。旭川に住んでいると、道内のあちこちが「ちょっとそこまで！」みたいなノリで語られがちだけれど、実際は車で片道数時間コースが普通にある。そんなある日、ネットを眺めていると、ふと気になった。
「滝上町って今、人口どれくらいなんだろ？」🤔
いや別に深い意味はない。ただ、道北の町って「思っているより減っている」か「思っていたより頑張っている」のどっちかの極端な印象があって、つい気になってしまったのだ。旭川市の住民としては、人口33万人を背にしてエラそうにしているわけではないけれど、やっぱり町の規模って暮らしの空気にも影響してくる。
だから、なんというか……「地方の現実」を確認したくなる時がある。これはきっと、道民に共通する“クセ”みたいなものだと思う（多分）。
で、調べてみたら——📱
滝上町（たきのうえちょう）の人口、2025年11月1日現在で「2,167人」！
おお……！思っていたより「ちゃんといる」！✨
いや、失礼かもしれないけど、北海道の小さな町って1,500人くらいまで減っているイメージもあったので、「2千人超え」は立派じゃないか。
滝上町は、言うまでもなく北海道オホーツク管内にある自然豊かな町。「芝ざくら滝上公園」が有名で、あの一面ピンクの絨毯みたいな景色は、写真を見るだけで「ここは天国ですか？」とツッコミたくなるレベルだ。
あのインパクトを考えれば、全国から人が見に来るのも納得だし、むしろ「北海道が本気を出したらこうなる」みたいな花の暴力である🌸🌸🌸
しかしながら、観光シーズンの賑わいとは裏腹に、普段の人口は2,000人ちょっと。
これを見て、旭川市民の私は思った。
「うちの中学校の全校生徒より少ないかもしれん……」😇
※これは私の出身校基準。
もちろん、人口の大小が町の魅力を決めるわけじゃない。
むしろ滝上町は、小さいからこそ自然環境の濃度が高く、観光地としての個性がしっかりある。「ここにしかない」が堂々と存在しているのが良い。
旭川に住んでいると便利さはあるものの、こういう“濃い自然”はやっぱり羨ましい。車を20分走らせたくらいじゃ出会えない。むしろ40分走っても住宅街から抜けない時がある（旭川、広いんだわ）。
ただ、ここでちょっと自虐的になるけれど……
旭川って観光地としてのパンチが弱い。
旭山動物園は全道トップクラスだけど、それ以外は「グルメと自然のバランスの良い地方都市」という、なんとも“まとまりの良すぎる”ポジション。
それに対して滝上町は、芝ざくらの存在感が大きいし、町の空気がすでに「北海道はこういう所だ！」と主張してくる。
なんなら、こっちが少し嫉妬するレベルである🌱
で、さらに調べていくと、人口2,167人の町にも関わらず、文化の活動や地域イベントなど、意外と頑張っている。
小さな町は「何もない」と思われがちだが、実際行くと「いや、普通に暮らしあるじゃん」と思うことが多い。
これ、北海道あるある。勝手に“自然だけの町”扱いされがちだけど、ちゃんと人がいて、生活があって、日々がある。人口という数字だけでは測れない空気があるのだ。
とはいえ、数字は数字で現実を映す鏡。
2,167という数字を見ると、やっぱり「この先どうなるんだろう？」と考えてしまうのも事実。
道内の多くの町が抱える問題というか、避けがたい流れというか……ね😓
でも、旭川市民の私からすると、逆にこういう町があるからこそ北海道が北海道であり続けるんだと思う。
都市ばかりになったら、それはもう北海道じゃない。
あの広さと、あの静けさと、あの“何もない贅沢”を守っているのは、滝上町のような存在なのだから。
そして最後に……
滝上町の人口2,167人という数字を見たあとで自分の生活を振り返ると、妙な気持ちになる。
「うちのマンション、住民少ないな〜」なんて思っていたけど、あれ、単なる気のせいだったわと気づく。
滝上町レベルで考えると、うちのマンションなんて“超満員”である👏
むしろエレベーターが混むのは、町全体の人口密度的に考えれば当然のことだったのだ（そうなのか？）。
そんな感じで、ちょっと調べただけなのに、滝上町から学ばされることが多すぎて、気づけば小一時間ネットの海を漂っていた。
……いや、本当に調べ物って危険。気づいたら別の話題まで読み漁り、最終的に「今日何しようとしてたんだっけ？」となるのがオチである🌀
というわけで今回の結論。
滝上町の人口は2,167人。そして、北海道は今日も広くて深い。
なんか色々考えさせられる数字だったけど、結局のところ——
「一度でいいから、芝ざくら満開の時期に行ってみたい！」
それが本音である🌸✨
（オチ：来年こそは行くと言い続けて早5年。私の行動力、どこいった。）